私たちの悩みや苦しみは、今この世に生きている人だけとの関わりだけが原因とは限りません。すでにこの世を去った方──もう会うことができない誰かとのことで、長らくしこりを残したまま精算できずに苦しんでおられる方も、決して少なくないと思います。
何を隠そう、かくいう私もその一人です。「はじめからお別れする運命だった人たちと、なぜわざわざ出逢う必要があったのだろう？」と、来る日も来る日も悩み続けたものでした。
そんな時、マヤ暦を取り入れて整理を試みると、少なくとも必然的な出逢いであったということがわかったのです。結果的にはお別れすることになったとしても、現世で互いに何かを学び合う関係にあり、やはり必然的な出逢いであったと自分で納得できた時、それまでより少し前へ進んでゆくための力が湧いてきました。